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クワエ (Kuwae) は、南太平洋の国バヌアツのシェパード諸島に存在する火山、海底火山、カルデラ。1452年から1453年にかけて発生した大噴火が知られている。火山爆発指数はVEI6。当時の噴火の様子を記録されたものはない。大量の火山噴出物は大気中に拡散して日射量を減少させ、世界各地で火山の冬(もしくは夏のない年のような状況)のような極端な寒冷化をもたらした。日本では、長禄・寛正の飢饉の引き金になったほか、欧州でも飢饉となり同時期(1453年5月)にコンスタンティノープルの陥落(東ローマ帝国の滅亡)も生じたことから関連付けて語られることがある。